8月9月 お別れと感謝を
- ai kawase
- 11月5日
- 読了時間: 5分
この夏の8月から9月へ渡る頃、「待っていては間に合わないことだってあるのだから、これからはきっと、心動いた時には素直に行動する」と、胸に焼きつき剥がれないものとなっていました。
とてもお世話になった、踊りの父のような人が先立たれ、
偶然の巡り合わせか、時間をとることができて、お別れの挨拶に身を運びました。
そこにいると、どうしても悔やんでしまう思い出もあるけれど、
お顔を見ると、今はありがとうございますと伝えるんだとわかりました。
イベントの前夜と当日にお見送りをさせていただいていて、
周囲のご協力もあって叶ったこと、感謝します。
同窓の踊り手のみなさんと連絡をとりあえたことも心強かったです。
稽古をつけてもらった劇場へ、また間を空けすぎずに通おうと思います。
そして、
踊りに向かう時間をもっと選択していきたいと思います。
兼業でやってきたことに何も後ろめたさはないし、それだから培われた今のダンス観や身体観があります。
けれど、専業にしようと行動を起こせなかったのは、状況や環境に振り付けられ拒みきることなく浸透したメンタル面、自信のなさによるところも少なからずあって。
いつになっても、何かをはじめるのに遅いことはないと思います。
私は私で、ダンスで仕事を、継続していきたい思い。
振り返り。
improvisation performance[ Tele - 遠くから ]
2025.8.12 tue 19:30 open / 20:00 start
at UrBANGUILD Kyoto
performers. Ichizo Yoshioka / 藤井斉子 / 川瀬亜衣
ロサンゼルスの藤井さんと、大阪のYoshiokaさん、京都の私とで、
本番日まではオンラインでミーティングを重ね、当日1日だけの手合わせと本番。
3つの大きなシーンで構成したパフォーマンスとなりました。
お二人の行動力と創作意欲に背中を押された数ヶ月。
本編を終えたあと、少しの休憩を挟んで、感想をフィードバックするセッションの時間。
普段人前で踊られていない方も、ステージに上がって参加くださったのが印象的でした。
記録映像は、ここに準備が出来次第アップします。
何はともあれ、ご一緒いただいたお二人、大きな器で迎え入れてくれたUrBANGUILDの皆さん、そして、会場にお運びいただいた皆様、ありがとうございました。
川瀬亜衣の方ではなく、文筆名義の背中す春として地道に活動している「喫茶文」。
「喫茶文」とは、喫茶店に集い、喫茶時間を過ごしたあとで、一斉に20〜30分ほどで各々が即興でフィクションを書き、書き終えたら回し読みをして、それぞれ感想を言い合うという身近なメンバーでの集まり。
一度、ワークショップと展示を行い、オープンな企画も実施したのですが、
このたびようやく、再びオープンな催しを行うことにしました。
前回参加が叶わなかった方々から、再度実施してほしいと要望があり、いつかやりたい! いつかやりたい!と思っていたので、それが叶ってとてもよかった。
会場は再びUrBANGUILD。食堂イベントとして行わせていただきました。
食堂喫茶文
2025.9.1 mon 18:00〜22:00
2025年9月1日(月)18時〜22時
at UrBANGUILD Kyoto
喫茶文筆員:asukatto・えにしひろし・背中す春・(以下、展示のみ参加)ふるゆき・山羊昇
18:00〜と20:00〜の合計二回、普段私たちがやっている喫茶文を、参加者を募って行いました。
入れ替わり立ち替わり、各回7〜9人ほどの参加者と喫茶文をしました。
喫茶文のInstagramアカウントの記事にも書かれているとおり、
たとえば同じ単語「めしあがれ」から書き始めてもそれぞれ全く違う観点や展開され方があって、今日のその人が垣間見えるような時間になったりします。
書いて、読んで、感想を言い合うことで、それらが多層的に響き合っていくのを、面白がって継続しています。
ぜひ、喫茶文のInstagramもご覧くださいね。
「喫茶文」Instagram @kissabun
みなさん、本当にみっちりと執筆に参加してくださって、
全然展示を見てる時間がなかった。。
今後またオープンに開くのであれば、どのように実施するのがいいのか、また今回の経験を糧に考えてみたいと思います。
参加くださった方々が、たのしそうにしているのが印象的でした。
わたしも新鮮な時間を過ごせ、刺激をもらいました。
公演やイベントだけではなく、
日々の稽古だったり、ワークショップ一つとってみても、はたまた、自身の主だったフィールドではない領域での表現活動であっても、
こうしてひととき、人と寄り合って、物を作ったり交流することのかけがえのなさ、尊さに、敬意をもって、
この日の喫茶文の執筆をしていました。
時を同じくして、ちょうどこの頃、
本当に楽しみにしていた現場のクリエイションがオンラインミーティングから始まりました。
ダンサーとしても、今までにない規模で人が関わる芸術祭での作品への出演とあって、
緊張感を伴いつつ、
何をおいてもぜひ出演したいと思った作品。
これまで自分が踊るにあたって大切にしてきたことが響き合いそうな気がして。
作品の出演者にと呼んでくださったことへの感謝の気持ちも大きくて、しっかり応えたい思いで背筋がスッと通りました。
また、初夏の頃に応募していた、『透明な綾』の次の上演が決まり、
9月のうちに会場のあるまちへフィールドワークに出かけもしました。
遠方で作品を見てもらいにくい状況があるなら、自分から赴く。
そういうふうにして、『透明な綾』を運んでいきたいと思います。


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