長かった夏があっという間に秋になり、もう11月も残すところあと1週間ほど。
久しぶりの自主企画公演の広報も少しずつ始めてます。
個人的には抑制していた活動を一気に動かしていく方に転じた季節でもありました。
このブログ、一体誰が読んでるの?(誰も読んでないかも)
という気分のまま、この4ヶ月のことをつれづれなるままに記したいと思います。
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7月
前回の更新は、7月19〜21日に行ったmimacul新作公演 文体を歩く-登山編-「オノゴロン」の直前でした。
公演記録の写真がmimaculのwebに上げていただいています。
会場へお越しいただけた方も、そうでない方も、今年の夏の気配を思い出しつつご覧いただければ幸いです。
お陰様で無事、三日間で計9公演を終えました。
公募で集まったメンバーの1人として、今回はテキストを背中す春、パフォーマンスを川瀬亜衣として加わらせていただきました。
朝昼夕と移ろう夏の京都の民家をめぐる時間は、日の光や陰影と聞こえてくる生活音や虫の声、訪れた人の纏っている気配が、パフォーマンスと直に影響し合っていたように思います。
私個人としては、一人ではやらなかっただろう方向に転がって自分の持ち場のパフォーマンスを作らせてもらえ、
これまでに経験したことのさまざまと出会い直す時間でもありました。
べべリカのベイビーシアター、動きをめぐる研究会での経験やそこでの伴戸さんによる「見ないダンス」、視覚に偏らないパフォーマンスの届け方のさまざまは、自分の体にも思考にも影響を受けているなぁと実感。
直接ご予約を伺った方々には感想を聞かせていただきました。
いい時間を過ごしていただけていたようで、それが何よりよかったなぁと。
「オノゴロン」もそんなふうに言って貰えてにっこりほっこりしていることでしょう。
そして、
今期からアシスタントに入らせていただいている東山青少年活動センターでのからだではなそうがこの月にも開講。
ワークショップの難しさ、奥深さを、先輩方に教わっていく。まだまだ先が遠い!
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8月
久しぶりの場所や人との再会がある夏、やっとお会いできた方や土地との出会いの夏でした。
数年ぶりに訪れたGalleryNomartでは小巻さんの個展へ。
絵画や彫刻に会いに行けたことが嬉しかったです。
1月に発行した自著の詩集もお持ちし、ご覧いただいて暖かい感想をいただけたこと、とても幸いです。
またきっと、訪れようと思います。
また、学生時代の恩師がアメリカから帰国されていて、休暇中の恩師とそのご友人や同期の友達と集まってあれこれおしゃべり。恩師にも詩集を読んでもらっていて、言葉に対して好感をもっていただけて...本当にありがたい。
京都の恒例、暑い夏ワークショップへは可能な限り参加。
真夏の暑い中、奔走してフェスティバルを運営されている皆さんあっての機会で、
20代後半〜30代前半はとくに集中してダンスや体を鍛錬できる場がとてもありがたかった。
今年は寺田みさこさんのバレエを受講して、その翌日からは念願の夫方のルーツがある新潟への帰省でした。
夫のお祖母さまやおばさまご家族とお会いできたこと、おいしい野菜や海鮮、かき氷、景色、新潟や長岡の土地の恩恵をたっぷり受けて、訪れなければ受け取ることができないものの尊さと、そういう出会いが好きだなぁとひしひし実感する旅。
連れて行ってもらえてありがたいことこの上ない。。
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9月
舞台関連の用事は少なく、嵐の前の静けさだった9月。
7月に公演を終えたmimacul文体を歩く-登山編-メンバーと、期間を空けてようやく集まれた打ち上げがこの月に。
おいしいおいしい中華といっしょに、それぞれのこれからの展望とか近頃のこととか興味関心あること、垣根なくあれこれ話し、そう遠くない時期にまた、とそれぞれの帰路につきました。
この日の打ち上げだけじゃなく、
同年代の俳優やダンサーでちいさく集まって、劇場のこと、舞台のこと、演劇やダンス、俳優やダンサー、生活、仕事、観劇、関西のシーンについてや様々に、止めどなく時間の許す限り話す話す話す...
という会に居合わせるなど、
現時点でのことを人と喋ってシェアして、先々を思う時間を度々すごさせてもらって。
喋るだけじゃなく、体をうごかして稽古をシェアする時間も、たっぷりと持てるとなおいいなぁ。
月末は地元のお祭り。今年は家族がお祭りに深く関わった年。お神輿巡行を仕事後に追いかけて見守ったのでした。
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10月
大変です。暑さもようやく治まってきて過ごしやすくなった10月、可能な限り舞台を鑑賞する・ワークショップに参加するということで、予定のない休日というものはなくなっていました。
KEX期間を通して、言葉も文化も違う土地で生まれた作品やダンスと出会い、ここ数ヶ月での生の出会いに対する良い思い出や関心が折り重なり、すっかりダンスや創作への熱が再燃です。
この時期に価値観の棚卸しのようなこともしてみていて。
踊ることを通して、もっともっと人と、土地や文化も含めての人と交流していきたい。
これからも、いつも人を前にして踊る時は一生懸命に踊っていようと思う。
11月は、来年2月2日〜3日に予定している久しぶりの自主企画公演の稽古はじめの月でもありました。
少しずつ人に声をかけて、応じてくれる稀有な人たちと少しずつ動いています。
手探りなところもあって、色々模索しながら公演を作っていきます。
創作の時間はとてもたのしい。
公演の時間もきっと佳い時間をお客さんと作っていけるように、準備していきます。
まずは急激に密度の高まった3週目を終えたことを祝いつつ...山場は続く。
今月のことはまた別の日に。
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