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10月、11・12月




前回のブログから、しばらく時間が経ってしまいました。

すっかり昼夜とも冷え込むようになり、冬まっさかりの冬至にラップトップを開いてこれを書きはじめました。

数日おいてまた書いて、ようやく今になって公開できたという具合で、生活も創作も仕事もみんな、私の今のゆっくりしたペースでさせてもらっているような近頃です。


10月はとても久しぶりにソロダンスを、いつもお世話になっているFOuR DANCERSにて、踊らせてもらっていました。

書き文字を辿り踊る『透明な綾(素描)』と題して、久しぶりの創作とソロを、別名義の背中す春として行なってきた詩作にも触れながら、新作公演に繋げていきたい目論見もないまぜに創作しました。


相変わらず一人でやりくり、音も自分でできる範囲から作ります。でもやっぱり久しぶりだなという感じです。稽古場での過ごし方も、そこをルートに選ぶかどうかはさておき、創作の最短距離は分からない感じ。構成表も作ってはみたけれど、なんだかこれを活かせてけないなぁという作りでの発表でした。でも、悪い傾向ではないな、とも思ったり。


 

変わってきた創作こと


これにはこれを合わせて、、よしこれだ!みたいな勘所が違ってきてる感じ、もしかすると、ただただ振付・演出の感じが久しぶりでちょっと上手く乗りこなせないなってことだったかもですが。なんであれ、今やれることが何なのかを毎度観察してやることを見つけたらやる、フィードバックもする。今回は素描とつけて、自分なりの固まったコンセプトを作り終えずに、行こうとしてる方向から舵を取り違えないような設定は作っておいて、完結しない状態で外に出させてもらっていました。


未熟な部分、これから育つかもしれない部分、それらとの残念なシチュエーションでの対面は避けたいんだけど(否定的に受け取りがちになるのを避けたい)、これもまた出会えないと私の場合は創作が「同じ広場で同じことして遊んでいると変わり映えしなくて飽きてきた」ってなっちゃうので、今回は未完結な事が甘みになっていけたらと思い「素描」です。

中途半端にはならないように、当日の本番時間は動きすぎかもっていうくらい踊りました。



イベント FOuR DANCERS vol.232

日時 2022年10月26日(水)  

場所 UrBANGUILD

作品名 書き文字を辿り踊る『透明な綾(素描)』

時間 約25分

YouTubeにて、記録動画を撮影してくださっていたものを、フルレングスで限定公開させていただいてます。



客席にいてもらって感じたことを感想で聞かせてもらえた中で、自分からは見えなかったことを言ってもらい、ストンと腑に落ちることもありました。新たな方向性と改善点。

あまり長く温存してもいけないなって感じ始めてはいるので、来年度、少なくとも翌々年には、公の場に出していけたらと思っています。


 

詩集・展覧会・公演


2017年頃から、日々の中に詩を書く時間を持っていて、2018年頃から、背中す春と名乗りSNSで密かに公開しながら、私のプライベートでの心を私ではない存在「背中す春」として詩にしてきました。

自分の名前でやれなかったのは、なんだか自分のことを自分で自分のために詩にするのがどうもやりきれなくて、別の存在を置くようなことをしたのでした。

ダンスでもなく過去に作ってきた美術でもなく「詩」だったのは、すぐそこにあるペン・紙あるいはスマホを手にしてすぐ手をつけ始められたことと、自分なりにフィットする文体で書くと結果的に詩みたいなものになったということ、またこの文体は創作の種をメモするときによく出てくるもので創作の延長上にある身近なものだった、ということから。

大勢の人と具体的に一緒に創作していくのが舞台の醍醐味で、一方でそれとは真逆の、一人きりで完結できる創作の居場所を探していました。

だから詩作は、ものすごく限られた人にしか打ち明けてきていません。

舞台から離れようということではなくて、一度一人で静かに創作するところへ向かってから、また人と時間を共にして、朗らかに舞台作品を作りたいのだと思います。


これまでは「背中す春」を通して、私のために詩を書いてきていて、でも人生の季節が変わるようなことってしっかり起こるので、季節が変わったためにこれまでのようなこと(私のために詩を書くこと)がそこまで必要ではなくなっていったのが今年でした。

その肌感の違いを受けて、過去作を詩集にまとめました。

まとめる道中、文筆仲間の山羊昇さんやふるゆきさんにダミー本を見てもらってコメントや手紙をもらい、少しずつ客観的に詩を眺める事ができるようになっていきました。

創作を通して人と関わって言葉をもらえて、とても嬉しかったです。

それに、まとめるのっていいですね。しっかり創作の基礎工事をするみたいな感じ。


詩集の名前は『透明な綾』です。

他者の目と言葉をもらいながら大幅に編集改稿して決まりました。

今は表紙など美術を相談中、他者と作品を介して関わりながら創作するようにしています。


大事な詩集になる・したいという思いがあり、いつもに増して創作期間がたっぷりになりそうですが、公に出すときにはしっかりお知らせします。

形はまだ決まっていませんが、詩集を空間に返していきたいと思っています。

パフォーマンスに近い展覧会になるか公演になるか未知数ですが。楽しみ。


 

冬に転がり込んで年の瀬、私ごとなど


今年も落ち葉拾いができませんでした。。

数年に一度、秋には紅葉した落ち葉を、春には桜の花弁の散ったのを拾って押し花にして集めてるのですが、本当は毎年やりたい。

ちょうどいいかも!という色付と落葉の頃に、用事や体調不良や雨天だのとご縁なく。

またやりたいなと思います。

草花を見て色々欲求が出るくらい、心のゆとりが出てきました。


私ごとではありますが、10月に入籍しました。

同じ市内ではありますが引っ越しもして新生活です。

これからどうなっていくのかな?と未定の将来は、基本、楽しみになりました。

帰る家に夫がいてくれてとても嬉しい。

いやはや、生活も活動も仕事も、その時々に塩梅を見てしっかりやります。

結婚後、初の冬至にはゆずジャムを作成。ちょっと苦いけどまあよし。

冒頭の写真は、何が咲くかな?って楽しみにしていた新居から見える花。


ダンスの活動は、これまで通りの川瀬亜衣で継続していきます。

来年度の予定は未定ですが、今冬中にはまたお目見えさせていただく機会をもらいました。


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2023.2.7 tue 19:00 open / 19:30 start

「ECHO 軌響躍 8th」at UrBANGUILD


performers:もぐらが一周するまで(guitar) 今村達紀(dance) マーリン・アナソニック(voice) 太田泉(drums) 川瀬亜衣(dance) 八雄(paint)


“ECHO“

複数のソロパフォーマーによる音楽とペイントとダンスの実験的即興イベント。 描く軌跡・音の響き・身体の躍動が重なり合い、あらわれると同時に消え行く痕跡・反響・あるいは光と影。 その時とその場所でしか捉えられないそれらをEchoと呼ぶ事ことにする。


詳しくはこちら

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7thは京都芸術センターでのスペシャルなバージョンでした。

とても久しぶりにフルでの開催です。

お楽しみに!


どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします!



2023.1.15 追記

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