6月もあと数日。
ようやく梅雨入りした京都は、相変わらずものすごく湿気てます。
久々にパソコンを開けたので、この数ヶ月を振り返ってみます。
4月、『詩集 透明な綾』のもう一つの仕様本が手元に届き、出演が決まっていたイベント「FOuR DANCERS vol.282」にて、少々物販させていただいていました。
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今回あらたに到着した仕様Bは、本文ページが少し裏写りするんですが、それがまたこの詩集に似合うなぁと思っています。
仕様Aのサンプル本は、いろんな人の手に渡りページを捲ってもらったことで、表紙がエイジングされていき、鮮明だった表紙のビジュアルは霞んできて、これもまた似つかわしい。
この4月のイベントでのダンスは、また別途ページにまとめています。
こちらも合わせて、ふらりと見ていただけると幸いです。
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当日はダンスの後、パフォーマンスについてのハンドアウトを配布していました。
[今日の即興 覚書き]として、その日の副題をもう一歩言葉にしなおしたものを載せています。
今日の即興
覚書き
テーマは「地平」。
遠近に人がいる。
すぐそこに、目で見て体で触れられるところや、
壁の向こう、部屋の外、町の向こう、ずっとひろがっている。
歌がやってくる。
円盤を回して、かつて歌われた声が聞こえたり、
耳に届いていなくても、今どこかで響いている歌があるだろう。
用意した仕事は、自分のサイドからサイドへ運ぶこと。
地平は見えないが、
遠くからやってきた人、歌、道のりを辿って
想像する。
2024.4.30 記 川瀬亜衣
昨年12月と今年4月に行った即興。
個人的には得たものも多く、ほぼ同時に手掛けていた詩集との関連性を淡く感じます。
4月の上演を終え、新年度の生活サイクルに肩慣らしをしながら、5月にはひさしぶりの自主企画をと方々へ相談に出向くなどして仕込んでいました。
本番は来年2月を予定しています。
お忙しくなくお越しいただけると嬉しいのだけど、時期的にいかがでしょうね。
速報的にでも情報をお出しできるのは8月頃、しっかりとリリースするのは10月頃かな。
気にかけていていただけると幸いです。
さて、近々は7月に出演がございます。
文筆時の名義・背中す春として昨年より参加していた、mimaculによるプロジェクト[文体を歩く -登山編-]が催しを行います。
mimacul 新作公演 ツアーパフォーマンス
文体を歩く-登山編- [オノゴロン]
上演のためのテキストを複数人で創作する企画として昨年「文体を歩く 登山編」を開催し、2024年3月に冊子を発行しました。今回はこの冊子に収録された言葉を手がかりに京町家でツアーパフォーマンス「オノゴロン」を上演します。
オノゴロン
隣に住んでるおばちゃんは今年99歳で、今もひとりで暮らしています。
近所の人はおばちゃんが今日も無事に起きてきたか、毎日のように訪ねてきます。
おばちゃんの目標はずっと暮らしたその家で死ぬことです。
99年の日々にどれくらいの言葉があっただろう。
誰にも伝えていないこと、もう本人も覚えていないことも含めて。
どこにも残らないくらいささやかな言葉をすくって、耳をすましてみる。
私たちの生に多分に含まれるなんでもないような
すべてのあったこと。
【日時】2024年 7月19日(金)〜 21日(日) 各日 11時/14時/17時
(開演20分前より開場いたします)
【会場】TESSEN テッセン 京都市バス「千本北大路」徒歩3分
【チケット】前売券2500円 / 当日券3000円 ご予約・詳細はこちらから
【テキスト】Ichizo Yoshioka 海山みせん 嵯峨実果子 背中す春 納屋納屋
【上演構成】増田美佳
【振付/演出/出演】川瀬亜衣 佐伯有香 納屋納屋 増田美佳
【音楽/出演】Ichizo Yoshioka
【助成】(冊子制作)アーツエイド京都
お靴を脱いで上がっていただきます。各回定員6名程度。
あらかじめご予定いただけそうでしたら、ご予約いただけると安心です。
味わいさまざま、夏の滋味を分かち合う時間となれますようにと準備中。
ご予約お待ちしております。
この春は、オノゴロンの創作をしたり、久しぶりの自主企画を仕込んだり、
ダンスを始めて間もない頃にお世話になった東山青少年活動センターのみなさんとまた事業でご一緒させていただくという、個人的には新たなチャレンジも始まったり、
私生活では遅れてやってきた結婚おひろめ的な会をさせていただいていたりと、
影に日向に蠢いていました。
おかげさまで甲状腺の治療も順調、近頃は稽古も生活もひとまず通常モードへ。
日進月歩、気を緩めずまたぐんと活動していけますように、取り組みます。
月々の稽古でお世話になっている先生や稽古仲間、友人・家族、身の回りにいて支えてもろてる方々に深謝...。
おひろめ会では、ほぼ同窓会的な顔ぶれと会することができたりと、懐かしく心があったまりました。
古い友人から声をかけて行ったために、近々でお世話になったり親交のある舞台界隈のみなさんへは殆んどお声掛けできず仕舞い。
気にかけていただいておりました先輩方・友人たち、ありがとうございます。
不器用相変わりませずではありますが、今後ともどうかよろしくお願いします。
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