2017年も年の瀬にむかっていきますね。12月。
この一年は、公私ともに特別な年となりました。
人生最大の別れを向かえると共に、肌身に感じる親や家族、友人、仲間の温かさは、
自分自身の実感となって、過去・現在、そして今後の私を支える、大きな錨となったように感じます。
先にいってしまった大切な父に、大変な時もその後も変わらずいてくれる母や弟に、
至らない私の周りにいてくださる方々の多大な力添えに感謝します。
未熟な所は多々ありますし、己がためにふがいない日もありますが、
それでも舞台芸術に携わり、その一部となる仕事への想いは強くなります。
全身全霊で舞台芸術へ向かう歓びは、それをともに味わうだれかを強く求めますし、
芸術とは縁遠く生活している人にこそ、
心打つ舞台作品でありたい、恥じることのない舞台人でありたいと希みます。
力不足を悔いては食えない、精進すべし。
ただ、ひとつらなりに、積み重なりて今日の私在りです。
小さなことからも、ひとつひとつ、
怖がらずに挑むことを、30を向かえたこの歳のテーマに、
まだまだ深化していけるよう知見を拡げ、自発的に現場を創作し、出演者として鍛錬を続けることを目標に、
翌年も邁進して参ります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。