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 a dance, trace of written letters 

 書き文字を辿り踊る 

 2022.10.26
 透明な綾(素描)|airy twill(sketch)

 2017年から、別名義「背中す春」として書いてきた詩を詩集として綴じるとともに、詩集を題材に川瀬亜衣としてもソロダンスを創作していく。今回は、新作創作の初段回として素描的に創作した。詩集『透明な綾』に掲載される最初の詩『岸辺を歩く誰もが』、詩集のタイトルでもある「透明な綾」を題材とした詩作になる。

 創作の手立ての一つとして、書き文字を辿り踊るシリーズで培った手法を引用し振付を行っており、平面と空間を行き来させながら線(動きの軌跡)を描いていく。一方で、詩中にある情景を、絵的あるいは比喩的なものとしての身振りや、触覚的な経験を再生しようとするかのような振る舞いから構成したシーンがある。

 あらかじめ用意した大きな構成の中、即興的にその場で感受したことを動きに取り入れていくようにして踊っている。書くことに内包される様々な出来事ーー線描により生まれるリズム・ストローク・余白、言葉に象ることで感化される情景ーーこれらを紡ぐようにして次の動きや身体の何所を即興的にチューニングしていく。

日程date 26th Octorber. 2022

会場venue UrBANGUILD(京都・木屋町)

構成・振付・出演・音源制作 choreograph•dance•sound 川瀬亜衣 Ai Kawase

詩 poem 背中す春 Saynaka Suharu

FOuR DANCERS vol.232

作品記録映像より  

(記録映像:Sug.)

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