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 a dance, trace of written letters 

 書き文字を辿り踊る 

 2023.3.30
 明るくなって久しい、遠くに見える冬の息
|a long time since, this bright.  saw far a breath of winter

 2017年から、別名義「背中す春」として書いてきた詩を詩集として綴じるとともに、詩集を題材に川瀬亜衣としてもソロダンスを創作していく−−−今回は、詩集を綴じてからの現在地、当時をかえりみるようにして新たに詩作した表題同名の詩を下地に、詩集『透明な綾』に綴じた詩から抽出・構成した詩片を用いた。書くことや消すこと、言葉や声にしていくこと、言葉をどこへ書き記すかについての問いかけから、行為や身振りを連ねていく最後に、書くことから踊りへ向かおうとした。また、生身から声や言葉を発するための助けとして、初めて作品に手話を取り入れた。

 今回も創作の手立ての一つとして書き文字を辿り踊ることに取り組むが、これまでのどの同名シリーズでの踊りよりも淡々と書く行為そのものへ向かい、その無骨な実感を確かめるものとなった。

日程date 30th March. 2023

会場venue UrBANGUILD(京都・木屋町)

構成・演出・出演・音源制作 choreograph•dance•sound 川瀬亜衣 Ai Kawase

詩 poem 背中す春 Saynaka Suharu

FOuR DANCERS vol.242

FD242_明るくなって久しい、遠くに見える冬の息_3.png

☝︎ 作中で使用したもの。山を描き、詩を読み上げ、

  読み上げたところから消し、紙飛行機にして飛ばした。

記録映像より  

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